1992年度から3年間、油山自然観察の森で、福岡市による「カブトムシの森整備事業」という甲虫の誘致林整備が行なわれました。
1995年、整備事業終了後の維持管理方法の模索と、市民による里山管理の萌芽期という時代の流れから、油山自然観察の森が、クヌギ・コナラ林の保全活動を行なうボランティア募集を行ないました。
これが、「森を育てる会」のはじまりです。その後、会は、(公財)福岡市緑のまちづくり協会並びに油山自然観察センターの支援を受けつつも、ボランティアが中心となった活動をつづけています。
(1)カブトムシの森
「里山に代表されるクヌギ・コナラの二次林」の自然環境の復元・維持作業
(2)アカマツ林
放置すれば常緑樹林になっていく「貴重な植物群落・アカマツ林」の保全作業
2 活動
(1)油山自然観察の森の保全活動
@油山の多様な自然環境、景観を保全する
A森を育てながら様々な生きもののすみかをつくる
B生きものの観察、森の恵みの利用を通じて自然に親しむ
C人と里山とのつながりやあり方を考える
(2)会員同士の親睦を深め山野での作業技能向上を図るための活動
(3)自然観察の森での植生調査、昆虫調査
(4)大学の先生や専門家を講師とした森づくりの勉強会
(5)緑地保全活動を啓発するための活動
(6)「油山自然観察の森」の運営への協力
(7)安全講習会、道具の使い方、木工教室、草木染などを開催
(8)うん・えー会(運営会議)を年4回開催
カブトムシの森・アカマツ林五ケ年保全計画
(2024年〜2028年)
現在、会では、2024年からの五か年計画に基づき、整備を計画的に行っています。
下記の計画をご覧ください。
カブトムシの森・アカマツ林整備五ケ年計画
会報「森ものがたり」について
当会では、広く緑地保全活動を市民へ広報するため、会の発足当初から、活動報告、活動予定、調査報告、勉強会報告、情報提供などからなる会報「森ものがたり」を作成してまいりました。
しかし、昨今のデジタル化の流れを受けて、広報手段の見直しを行った結果、2023年3月発行の145号をもって廃止とすることにいたしました。
今後は会のホームページやSNSにて同様の内容を情報発信してまいります。なお、ここに、これまで作成してきた2012年1月発行第100号から2023年3月発行第145号までの森ものがたりを掲載いたします
〒811-1355
福岡市南区大字桧原855-1
ABURAYAMA FUKUOKA
自然観察センター内
TEL 080-1789-9269
http://www.morikai.org/